保育所、医療事業、地域支援事業、特別養護老人ホーム(介護福祉サービス)、老人デイサービス事業(認知症対応型)、老人デイサービス事業(通所介護) ほかを運営。
どんな団体か
この団体が掲げるのは、「どんな人も人間らしく、心豊かに生きることができる共生社会の実現」です。共生社会とは、障がいのあるなしで分けるのではなく、誰もが地域の中で自然に暮らせる社会のことです。
向き合っている社会課題
重い障がいがある人の暮らしでは、医療と福祉の両方が必要になります。けれど、制度は分かれていて、必要な支援にたどり着くまでに時間がかかることがあります。地域によって受けられるサービスにも差があります。 家族の負担が大きいことも深刻です。昼も夜も気が抜けず、外出や仕事をあきらめる人も少なくありません。少し休みたいと思っても、安心して預けられる先がなければ休めません。こうした「休めなさ」は、体力だけでなく心も追い詰めます。 さらに、社会の理解不足も壁になります。見た目だけでは困りごとが伝わりにくく、必要な配慮が届かないことがあるからです。学校や地域で接点が少ないと、知らないことが偏見につながる場合もあります。課題が続くのは、支援の不足だけではなく、知る機会そのものがまだ少ないからでもあります。
主な活動
ぴゅあは、地域で生きるための支えをいくつも重ねています。 放課後等デイサービスや生活介護の運営 子どもが放課後を安心して過ごせる場や、大人になってからの日中の居場所をつくっています。本人の発達や体調に合わせた支援が受けられるだけでなく、家族が少し息をつける時間にもなります。 福祉と医療を組み合わせた支援 医療的ケアが必要な人も受け入れながら、地域で暮らし続けられる形を整えています。命を守る支援と、生活を豊かにする支援を分けずに考えているのが特徴です。 出前授業や啓発活動 学校などで障がいへの理解を広げる取り組みを行っています。知ることは、特別な善意よりも先に必要なことです。子どものころに学ぶ機会があれば、地域の空気は少しずつ変わっていきます。 地域に開かれた場づくり 施設を閉じた場所にせず、イベントや交流の機会を通して地域とのつながりを育てています。利用者が「支えられるだけの人」ではなく、地域の一員として関われる場にもなっています。
特徴
ここが大切にしているのは、当事者目線です。始まりが親の会だったからこそ、制度の説明だけでは済まない日々の困りごとを知っています。通える場所があるだけで安心なのではなく、その先の暮らしまで見通せることが必要だと分かっているのです。 もう一つの特徴は、支援を施設の中だけで終わらせないことです。出前授業、人材育成、地域への働きかけ、行政への提案など、周りの社会を変える動きにも力を入れています。実際に、厚生労働省の検討会でこの団体の取り組みが紹介されたこともあります。現場の工夫が、地域だけでなく制度を考える場にも届き始めているということです。 本人の生活、家族の安心、地域の理解、その三つを一緒に進めようとしている点が、この団体の静かな強さだと思います。 支援や関わり方 社会課題というと、自分には遠い話に感じる人もいるかもしれません。けれど、関わり方は思ったより身近です。 寄付は、支援の土台を安定させます。会員として継続的に支える方法もあります。イベントに足を運べば、地域の中でどんな人たちが暮らしているのかを知るきっかけになります。ボランティアとして関わることも、福祉の現場を特別な世界の話にしない一歩になります。 大切なのは、大きなことをすることではありません。知ること、関心を持ち続けること、誰かに話すこと。それも立派な関わりです。障がいのある人の暮らしを、自分とは別の話として切り離さない。