保育所、地域活動支援センター、特別養護老人ホーム(介護福祉サービス)、矢本愛育会 ケアホーム、老人デイサービスセンター(通所介護)、老人短期入所事業(短期入所生活介護) ほかを運営。
どんな団体か
この団体は、石巻市湊地区で活動していた「みなと応援村」と、東松島市で活動していた「着物deスマイル」が一つになって生まれました。震災直後の救援活動を続ける中で、支援が必要なのは災害の直後だけではないと気づいたことが、今の歩みにつながっています。
向き合っている社会課題
震災のあと、道路や建物の復旧は進みました。けれど、生活の立て直しには別の難しさがあります。 たとえば、お金の不安です。 ひとり親家庭では、日々の出費を気にしながら子育てをする場面が少なくありません。子どもに体験をさせたくても、余裕がないことがあります。 情報の差も大きな壁です。支援制度があっても、知らなければ使えません。ネットが苦手な人や、相談先を持たない人ほど、必要な情報から遠くなりやすい。すると、困りごとは表に出にくくなります。 もう一つは、つながりの薄さです。 近所付き合いが少なくなると、子どもの異変や高齢者の困りごとに周囲が気づきにくい。助けてほしいと言えないまま、時間だけが過ぎていくこともあります。課題が続くのは、制度だけでは支えきれない部分があるからでしょう。
主な活動
ここでは、地域のつながりを育てる活動を幅広く行っています。 子どもたちの居場所づくり 放課後や休日に安心して過ごせる場をつくり、大人や友だちと関われる時間を支えています。 多世代が集まる交流の場 防災食づくりや昔の遊びなどを通じて、子どもと高齢者が自然に出会える機会をつくっています。 ボランティアの受け入れ 地域の外から来る人も関われるようにし、支える人の輪を広げています。 こども実行委員の取り組み 大人が決めた場に子どもを呼ぶだけでなく、子ども自身が考え、準備し、動く経験を大切にしています。 こうした活動の良さは、目の前の楽しさだけで終わらないことです。誰かと一緒に過ごした記憶は、安心につながります。自分の声が受け止められた経験は、次に一歩を出す力になります。
特徴
印象に残るのは、「支援する人」と「支えられる人」をきれいに分けすぎないところです。 ここで大切にしているのは「恩送り」という考え方です。受けた助けを、別の誰かへ渡していく。そうして地域の中に、無理のない助け合いを増やそうとしています。 災害支援から始まった背景も、この団体らしさです。非常時の支援を経験したからこそ、平時の孤立にも目が向く。大きな出来事が落ち着いたあとに残る問題を、見過ごしていません。 子どもが参加者で終わらず、実行する側にも回る点も大きいでしょう。守られるだけでなく、地域の一員として役割を持つ。これは、将来のまちづくりにもつながる考え方です。派手ではありませんが、地域の土台を少しずつ強くする働きがあります。 支援や関わり方 社会課題に関心があっても、自分に何ができるのか分からない。そう感じる人は多いはずです。けれど、関わり方は一つではありません。 寄付という形で活動を支えることもできます。 時間を使える人は、ボランティアとして現場に関わる方法もあります。 活動を知って、家族や友人と話題にするだけでも、地域の孤立を見えやすくする助けになります。 大切なのは、大きなことを一度にしようとしないことです。無理なく続けられる形で関わるほうが、長く力になります。こうした活動は、関心を持つ人が少しずつ増えることで、支えの厚みが変わっていきます。 https://npo-irodo