社会福祉事業に関する助成を運営。
どんな団体か
この団体が目指しているのは、「人と動物が、命と感情を通じてつながる社会」です。言い換えると、人だけが便利に暮らすのではなく、動物も無理なく生きられる社会です。公式情報では、人と動物の真の意味での共生を目指す非営利の法人とされています。設立は2010年。寄付の文化を広げること、動物関連団体を支えること、人と動物のよりよい関係を社会に根づかせること。この3つを柱に活動しています。
向き合っている社会課題
犬や猫の問題というと、捨てられた動物の保護を思い浮かべる人が多いかもしれません。けれど実際には、その前後にいくつもの壁があります。飼い主の高齢化、病気、経済的な苦しさ。十分な知識がないまま飼い始めてしまうこと。行政だけでは受け止めきれない保護の現場。譲渡のしくみが地域によって違うこともあります。民間の保護団体に動物の引き渡しを認めていない自治体がある、という説明も公式サイトにあります。 アニドネ 現場では、保護したら終わりではありません。ワクチン、手術、食事代、預かり先の確保、譲渡後の見守り。どれも地味ですが、欠かせない仕事です。3,000円で保護犬猫1匹のワクチン接種費用に相当すると示しているのは、そうした現実の重さを伝えるためでしょう。命を守るには、思いだけでなく、続けられる仕組みがいるのです。 アニドネ
主な活動
この団体の仕事は、寄付を集めるだけではありません。活動は大きく分けて、次のように整理できます。 動物関連団体の情報を集め、公開する 寄付先となる団体を審査し、認定する 寄付金の使い道や活動レポートを伝える 団体向けの情報共有や学びの機会をつくる 社会全体の理解を広げるための発信を行う アニドネ 支援先は4つの分野に分かれています。保護団体、介在団体、伴侶団体、啓発団体です。保護だけに絞らず、動物と人の関係を広くとらえていることがわかります。たとえば介在団体は、動物とのふれあいが人の心の安定につながる場をつくる団体です。啓発は、知る機会そのものを増やす活動です。見えにくいけれど、長い目で見ると大切な分野です。 アニドネ
特徴
ここが印象的なのは、「前に出て助ける」だけでなく、「後ろから支える」ことを専門にしている点です。認定団体の審査には6か月以上をかけるとされ、寄付の届け先を慎重に見極めています。全国53団体を認定し、関わるスタッフは4,000人、年間に後方支援している犬猫は5,500頭以上。数字から見えてくるのは、一つひとつの現場をつなぐ中間の役割の大きさです。 アニドネ また、寄付文化を育てるだけでなく、団体へのコンサルティングや勉強会、情報共有にも取り組んでいます。優れたやり方を業界全体に広げ、底上げをめざす考え方です。これは、一つの施設だけを助けるのではなく、動物福祉という分野そのものを強くする動きと言えます。地味に見えて、社会への影響は小さくありません。 アニドネ 支援や関わり方 関わり方は、寄付だけではありません。毎月の寄付、一度だけの寄付、会員としての参加、企業の協力、そしてボランティア参加など、入口がいくつも用意されています。18歳未満向けのジュニアサポーターがあるのも特徴です。高校生でも、関心を形にしやすい仕組みがあります。 アニドネ http://www.animaldonation.org/ ボランティアの内容も幅があります。情報を調べるリサーチ、広報や文章づくり、企業との企画、事務の支援、イベント運営などです。動物に直接ふれる経験がなくても、自分の得意なことを生かせる余地があり