この団体の中心にあるのは、雲南省の少数民族の子どもたち、とくに教育の機会を得にくい人たちを支えることです。同時に、日本と雲南を文化や学びで結び、互いを知る関係を広げることも大切にしています。
どんな団体か
この団体は、スポーツの力を社会のために生かすことを目指して活動しています。設立は2018年ですが、活動そのものは2010年から続いてきました。長く積み上げてきた経験をもとに、スポーツを通じた社会の変化を考え、実践している存在です。
向き合っている社会課題
子どもがスポーツを続けられない理由は、本人のやる気だけでは決まりません。参加費が払えない。道具をそろえられない。保護者が仕事で送迎できない。家庭の事情で予定が読みづらい。そうした条件が重なると、入口に立つ前にあきらめることになります。 しかも、この困りごとは外から見えにくいものです。学校では元気に見えても、家に帰れば時間にもお金にも余裕がない。周囲がその事情を知らないまま、「どうして来ないのだろう」で終わってしまうことは少なくありません。 課題が続く背景には、スポーツを福祉や教育と切り離して考えがちな社会の見方もあります。スポーツは、余裕のある家庭の習い事として受け取られやすい面があります。けれど本来は、居場所づくりや心の成長、人との信頼関係にも関わるものです。そこが十分に共有されていないため、支援の必要性が見えにくくなっています。
主な活動
この団体の活動は、大きく三つに整理できます。 啓発活動 セミナーやイベントを開き、スポーツが社会課題の解決にどう役立つのかを伝えています。海外の事例や日本での実践も紹介し、考える場を広げています。 実践プログラム スポーツをする機会が少ない人に、実際の体験を届けています。中心的な取り組みの一つが、子ども向けのスポーツメンタリングです。 キャンペーン・アドボカシー活動 大きなスポーツイベントや記念日に合わせて発信を行い、社会全体の意識を動かそうとしています。アドボカシーは、社会に必要な変化を働きかける活動のことです。 どの活動も、ただ「いい話」で終わらせない工夫があります。知ってもらうことと、実際に機会をつくること。その両方を進めている点が特徴です。
特徴
印象に残るのは、スポーツメンタリングの仕組みです。大学生と小学生が一対一で組み、スポーツを通して関係を築いていきます。ここで大事なのは、運動を教えることだけではありません。一緒に過ごす時間の中で、子どもが安心して話せる相手を持つことです。 さらに特徴的なのが、大学生メンターが子どもの自宅や最寄り駅まで送迎する点です。活動の場だけを用意して終わりにしない。参加の手前にある壁まで見ているわけです。これは地味に見えて、とても大きな意味があります。会場に行けなければ、どれほど良いプログラムも始まらないからです。 ここでは、スポーツを娯楽だけでなく、社会との接点として扱っています。啓発、実践、働きかけを一つの流れで行っているため、個人の体験で終わらず、社会の見方そのものを少しずつ変えていく力があります。政策提言や研究の後押しにつながるような視点もあり、現場と社会の両方を見ている団体だと感じます。 支援や関わり方 社会貢献に関心はあっても、自分に何ができるのか分からない。そう感じる人は多いものです。この団体との関わり方は、そこまで特別ではありません。 寄付は、継続でも単発でも支えになります。小さな額でも、子どもが体験の場に参加する土台になります。会員として応援する方法もあります。活動を知り続けること自体が、社会の見えにくい課題を忘れない行動になります。 イベントや学びの場に参加する関わり方もあ