誰もが安心、安全に自分らしく住み続けることの出来る住環境や暮らしの環境を実現すべくために、建築士やインテリアコーディネーター、福祉住環境コーディネーター等の専門職が様々な課題解決のために活動しています。また、地域活性化の…
どんな団体か
この団体の軸にあるのは、「STEAM教育における格差ゼロをめざす」という考え方です。STEAM教育とは、科学、技術、工学、芸術、数学を組み合わせて学ぶ考え方です。少しかたく聞こえますが、身近に言えば、考える力と作る力をいっしょに育てる学びです。
向き合っている社会課題
地方の子どもたちを取り巻く課題は、単純に「パソコンがあるかないか」だけではありません。学べる場が近くにない。続けて相談できる人がいない。自分の関心を言葉にしても、それを受け止めてくれる大人が少ない。こうした小さな壁が重なると、興味はあっても動き出しにくくなります。 学校現場にも難しさがあります。プログラミング教育やSTEAM教育の必要性は広く知られるようになりましたが、趣旨や進め方の理解が十分に広がっていない地域もあります。教える側の準備が追いつかないと、子どもに届く内容にも差が出ます。 さらに大きいのは、ロールモデルの不足です。ロールモデルとは、こんな進み方もあると示してくれる身近な手本のことです。たとえば、地域にエンジニアやクリエイターがほとんどいなければ、その仕事を現実の選択肢として想像しにくい。すると、能力の前に、可能性そのものが見えなくなってしまいます。 課題が長く続くのは、こうした問題が生活の中に静かに埋もれているからでしょう。すぐ困っているように見えなくても、数年後の進路や自己選択に影響してきます。だからこそ、早い段階での出会いが大切になります。
主な活動
この団体は、子どもたちがSTEAMに触れる入り口を各地につくってきました。活動は、単発の体験で終わらせない工夫がある点に特徴があります。 ワークショップの実施 実際に手を動かしながら学ぶ機会を届けています。参加した子どもが、知識として聞くだけでなく、自分で作る楽しさに触れられる形です。 地方を含む複数地域での展開 活動は一部の都市に限られていません。10以上の都道府県で取り組みを重ねてきた実績があります。地域差を小さくするという目標に、活動の形そのものが沿っています。 継続的な学びのきっかけづくり 体験したその日だけで終わらず、進路や将来への関心につなげることを大事にしています。学びをイベントではなく、生活の延長に置こうとしている印象があります。 子どもと社会をつなぐ働きかけ 技術や表現の世界に触れることで、「こういう大人がいる」「こういう仕事がある」と知る機会をつくっています。学習支援であると同時に、社会との接点づくりでもあります。 累計参加生徒数は1000人を超え、ワークショップ実施回数も50回以上にのぼります。数字だけを見ても、長く積み重ねてきた活動だとわかります。
特徴
印象に残るのは、STEAM教育を単なる技能習得として扱っていないことです。プログラミングができるようになる、機械に強くなる、という話だけでは終わりません。子どもが自分の将来を考えるとき、選べる幅を広げるものとして捉えています。 もう一つは、地域の格差に正面から向き合っている点です。教育の機会格差は、家庭の中だけで解決できるものではありません。住む場所や周囲の環境に左右されやすいからこそ、外から機会を運ぶ活動に意味があります。 また、こうした取り組みは、目の前の子どもに届くだけでは終わりません。地域でSTEAM教育への理解が進めば、学校や保護者の意識も変わっていきます。子どもたちが新しい学びに出会う場が増えれば、その地域全体の空気も少しずつ変わるでしょう。大きな声で語られにくい活動ですが、社会への影響は静かに広がっていく種類のものです。 支援や関わり方 社会課題に関わる方法は、特別な人だけのものではありません。ここでは、寄付や会員としての支援、活動を支えるサポートなど、いくつかの関わり方が用意されています。 たとえば、時間に余裕がある人は、現場を支える側として関わることができます。教育やITの専門家でなくても、運営を手伝うことや活動を知って広めることは力になります。お金で応援したい人には寄付という方法があります。大きな額でなくても、継続した支えは活動の土台になります。 高校生や大学生