地域定着支援、地域活動支援センター、地域移行支援、市受託事業等、新規事業開設準備、日常生活用具給付等取扱事業 ほかを運営。
どんな団体か
ここでは、フィリピンのネグロス島とボホール島を中心に活動しています。軸にあるのは、「現地主体の環境再生」です。少しかたい言い方ですが、地域に住む人たちが主役になって、自然と暮らしを一緒に立て直していく考え方です。
向き合っている社会課題
この団体が向き合う課題は、環境だけの話では終わりません。たとえばマングローブの林。海辺に育つこの木々は、魚や小さな生き物のすみかになり、波から土地を守る役目も持っています。ところが、フィリピンでは1970年代から養殖池の開発や燃料用の伐採が進み、その多くが失われたとされています。 森が減ると、魚が育つ場所が減ります。すると漁獲量が落ち、収入も不安定になります。環境の変化が、そのまま食卓や学費の問題につながってしまうのです。 水の問題も深刻です。離島や山あいでは、遠い給水所まで水を買いに行かなければならない地域があります。お金に余裕がなければ、海水が混じった水や、清潔とは言えない水を使わざるをえないこともある。日本で水道をひねれば水が出る暮らしに慣れていると、想像しにくい現実かもしれません。 こうした課題が続くのは、自然が壊れたからだけではありません。生活を守るために木を切らざるをえない事情があり、地域だけでは解決しきれない面もあるからです。理解不足や支援の届きにくさも、問題を長引かせています。
主な活動
この団体の活動は、環境と生活の両方を見ているところに特徴があります。 マングローブの植林 海辺の自然を回復させ、魚介類が育つ環境を取り戻す取り組みです。防災の面でも意味があります。 安全な水の供給に関する支援 水を手に入れる負担を減らし、健康と生活の安定につなげます。とても基本的ですが、暮らしを支える土台です。 環境教育 木を植えて終わりにせず、なぜ自然を守る必要があるのかを地域の中で共有していきます。次の世代につながる活動です。 収入向上や地域貢献につながる取り組み 暮らしが苦しいままでは、環境を守る選択を続けるのは難しいものです。生活と自然保全を切り離さずに考えています。 海洋プラスチック汚染への対応 海ごみの問題は景色だけでなく、生き物や地域産業にも関わります。目立ちにくいけれど、放っておけない課題です。 どの活動も、単発の支援ではありません。目の前の困りごとを少し軽くしながら、地域が自分たちの力で続けていける形を探っているように見えます。
特徴
印象に残るのは、「日本から助ける」だけの形にしていない点です。現地の人たちと協力し、その土地にとって意味のある方法を選ぼうとしている。そこに、この団体らしさがあります。 活動の出発点には、戦後の歴史もあります。フィリピンに取り残された残留日本人の厳しい暮らしを見た土居潤一郎さんの思いが受け継がれてきました。そのため、ここでの支援には、過去へのまなざしと、今を生きる人への責任感の両方がにじみます。 さらに、植林だけにしぼらず、調査や教育、地域の暮らしの支えまで含めているのも大きな特徴です。社会課題は一つずつ切り分けられない。そんな現実に、地道に合わせているからです。派手ではなくても、地域の生活そのものを支える力があります。 支援や関わり方 社会貢献というと、特別な知識がいるように感じるかもしれません。でも、関わり方はいくつかあります。 寄付は、その中でもわかりやすい方法です。一度の支援でも、継続でも、現地の活動を支える土台になります。金額の大きさより、続けて気にかける人が増えることに意味があるのでしょう。 ボランティアとして関わる道もあります。国内イベントで活動紹介を手伝ったり、フェアトレード商品の販売に関わったり、SNSで情報を広めたりする形です。年に一回でも参加できるなら、それは立派な関わり方です。 身近なところでは、家族や友人と話題にするだけでも違います。遠い国の問題に見えても