包括支援センター事業、小規模多機能型居宅介護事業、居宅サービス事業(訪問看護)、居宅介護支援事業、特別養護老人ホーム(介護福祉サービス)、老人デイサービスセンター(通所介護) ほかを運営。
どんな団体か
この法人は、子どもと子どもに関わる大人に対して、演劇に関する事業を行い、子どもが主体となる表現活動・教育活動を行うことで、民主主義が成熟し豊かな人間性と社会性を持つ市民が育つことに寄与することを目的とする。
向き合っている社会課題
いま、学校現場ではさまざまな困りごとが重なっています。不登校の子どもが増え、発達の特性に応じた支えもより必要になっています。教室では、同じ年齢でも感じ方や理解のしかたが大きく違います。それでも授業は時間どおりに進み、集団で動くことが前提になりがちです。 その中で、言葉にするのが苦手な子、気持ちの切り替えが難しい子、相手との距離をつかみにくい子は、つまずきやすくなります。勉強の内容そのものより、人との関わりで疲れてしまう子も少なくありません。授業中に発言できない。グループ活動で居場所がない。ちょっとした誤解から、教室に入りづらくなる。そんなことは特別な話ではないのです。 問題を長引かせるのは、支える方法がまだ十分に広がっていないことです。学校の先生は多忙で、一人ひとりに合わせた関わりを工夫したくても、時間が足りない。子どもの気持ちを引き出す学び方が大事だと分かっていても、実際の現場では簡単ではありません。 さらに、表現する力や対話する力は大切だと言われながら、それをどう育てるかは、まだ学校によって差があります。正解を早く出す力は見えやすい一方で、自分の気持ちを整理する力、相手の立場を想像する力は、数字で測りにくい。だからこそ、後回しにされやすい面があります。
主な活動
この団体の活動は、子どもの現場と、大人を育てる場の両方にまたがっています。 小・中・高校での演劇コミュニケーション授業 教室の中に、子どもが主体的に関われる時間をつくります。話し合い、体を使った表現、役になって考える体験などを通じて、対話する力や想像する力を育てます。知識を受け取るだけでなく、自分から参加する学びへと教室の空気を変えていく試みです。 ファシリテーター連続講座 この授業を進められる人を育てています。対象は、演劇に関わる人、教員、関心のある大人たちです。子どもの声を待つこと、安心できる場を整えること、無理に答えを出させないこと。そうした進行の技術を学ぶ場になっています。 地域での演劇ワークショップ 子ども食堂、子育てサークル、放課後等デイサービス、保育園や認定こども園などで実施しています。学校の外でも、子どもが自分を出せる場を増やしているのです。生活の中に近い場所で行うからこそ、参加のハードルも下がります。 これらに共通するのは、子どもを一方的に指導するのではなく、その子の中にある力を引き出そうとしていることです。話すことが得意な子だけが活躍するのではない。少し体を動かす、相手の言葉を受け取る、役を借りて気持ちを言う。そんな小さな一歩が認められる場には、安心があります。
特徴
印象に残るのは、演劇を芸術の世界に閉じこめていないことです。ここでは、演劇が教育や地域支援の道具として生かされています。子どもが「うまくやる」ためではなく、「自分でいていい」と感じられる場をつくるために使われているのです。 もう一つの特徴は、単発の体験で終わらせないことです。学校で授業を行うだけでなく、それを担う人材も育てています。教室に一度だけ外部の人が来て終わるのではなく、考え方や方法が地域に残る仕組みをつくろうとしている。そこに長い目線があります。 文部科学省の学習指導要領で重視される「主体的・対話的で深い学び」にもつながる実践である点は、社会的な意味が大きいはずです。制度の言葉だけでは伝わりにくい学びを、実際の教室の中で形にしているからです。子どもが黙って座るだけの授業ではなく、互いの違いを受け止めながら学ぶ空間を育てる。その広がりは、学校教育そのものへの静かな提案にも見えます。 支援や関わり方 社会課題に関心があっても、自分に何ができるのか分からない。そう感じる人は多いと思います。この団体との関わり方は、そこまで特別ではありません。 支援の方法としては、寄付や会員という形があります。継続した応援は、授業や講座の土台を支える力になります。子どもたちの表現の場は、一度きりでは育ちません。続けるための支えが必要です。 また、学校や地域の現場で、こうした活動を必要としている人につ