AMDA社会開発機構は、主に開発途上国において、生計、健康、生活環境の向上を通じて貧困からの脱出を願う人々と共に、社会開発を中心とした国際協力の活動を実施し、また国境を超えた市民社会のつながりを基盤とした社会教育の推進を…
どんな団体か
この団体が掲げるビジョンは、「お互いに声をかけあい、助けあえる社会を。」です。ミッションは、災害で暮らしの変化を余儀なくされた一人ひとりの「声なき声」を大切にし、3.11の経験をこれからにいかすこと。派手な言葉ではありませんが、支援の中心にある考えがよく表れています。
向き合っている社会課題
避難生活のつらさは、住む家が見つかれば終わるものではありません。故郷は地図の上にはあるのに、前と同じようには戻れない。家族や友人との関係も、災害の前とあとで変わってしまうことがある。この「あるのに失っている」という感覚は、外から見えにくいぶん、理解されにくいものです。 一般社団法人ほっと岡山 しかも、困りごとは一つではありません。子どもの育ちや健康への不安、仕事や住まいの再建、行政手続きの難しさ、新しい土地で知り合いが少ないこと。どれも生活の細かな場面に入り込みます。相談したくても、「大げさだと思われないか」「今さら話していいのか」とためらう人もいるでしょう。声に出しにくいからこそ、支援が届きにくくなる。そこにこの課題の根深さがあります。 一般社団法人ほっと岡山 避難者の孤立は、本人の努力不足で起きるわけではありません。制度が地域ごとに分かれていたり、必要な情報が散らばっていたり、気持ちの整理に時間がかかったりするからです。周囲が「もう落ち着いたはず」と見てしまえば、なおさら話せる場所は少なくなります。災害から時間がたつほど、支援の必要性が見えにくくなる。その難しさにも、この団体は向き合っています。 一般社団法人ほっと岡山
主な活動
ここでの取り組みは、生活の足元に近いものが多くあります。内容を並べると、次のようになります。 一般社団法人ほっと岡山 相談支援 当事者や支援者が相談員となり、悩みを聞いています。秘密を守ったうえで対応しているため、話しにくいことも言葉にしやすい環境があります。 一般社団法人ほっと岡山 交流支援 オンライン交流、集まりの応援、勉強会、子どもの居場所づくりなどを行っています。顔を合わせる場は、情報交換だけでなく、「自分だけではない」と感じる助けにもなります。 一般社団法人ほっと岡山 情報支援 避難先、避難元、国などの情報を集め、ニュースレターやホームページ、メールマガジンなどで発信しています。必要な情報が一か所にまとまっていることは、生活の見通しを立てるうえで大きな支えです。 一般社団法人ほっと岡山 啓発活動 防災講座、フォーラム、連続勉強会などを開き、3.11の経験を社会に伝えています。被災者支援を過去の出来事にせず、今の地域の課題として考え直す働きがあります。 一般社団法人ほっと岡山 個別訪問や同行支援 事務所に行きにくい人への訪問、市役所などへの付き添いも行っています。支援の側が近づく姿勢は、取り残される人を減らすうえで大切です。 一般社団法人ほっと岡山
特徴
この団体の特徴は、「相談できます」で終わらないところです。相談、交流、情報、学びを切り分けず、生活全体を見ている。だから、一つの困りごとから別の課題にも自然につながりやすいのです。たとえば、ニュースレターを手に取ることが、相談の入り口になることもあります。小さな接点を丁寧に育てている点が印象に残ります。 一般社団法人ほっと岡山 また、当事者の経験が活動の中に生きていることも大きいと思います。公式サイトには、避難後に岡山で暮らしや仕事を築いてきた人の声が紹介されています。避難とは、失うことばかりではなく、その後の人生をどう作り直すかという問いでもある。その現実を、ここではきれいごとにせず伝えています。 一般社団法人ほっと岡山 さらに、調査・研究・政策提言まで事業内容に含めている点も見逃せません。目の前の支援だけでは、社会の仕組みは変わりにくいからです。現場で聞いた声を、制度や地域のあり方を考える材料にしていく。これは地味ですが、とても大切な仕事です。防災講座やフォーラムも含め、支援の経験を地域の備えへ戻しているところに、社会的な広がりがあります。 一般社団法人ほっと岡山 支援や関わり方 社会課題に関心はあっても、自分に何ができるのか分からない。そう感じる人は多いはずです。けれど、関わり方は特別なものばかりではありません。 たとえば寄付です。継続的な形でなくても、自分の都合のよいタイミ