収益事業、地域活動支援センター、特別養護老人ホーム(介護福祉サービス)、老人デイサービスセンター(通所介護)、老人介護支援センター、老人短期入所事業(短期入所生活介護) ほかを運営。
どんな団体か
この団体が掲げるのは、障害者クライミングの普及を通じて、多様性を認め合えるインクルーシブな社会をつくることです。インクルーシブとは、誰かを特別な場所に分けるのではなく、違いを持つ人どうしが同じ社会の中で自然に関わり合える状態を指します。言い換えれば、みんなが無理なく一緒にいられる社会です。
向き合っている社会課題
障害のある人がスポーツに参加しにくい理由は、一つではありません。設備の問題もありますし、情報の届き方にも差があります。何より大きいのは、「危ないのでは」「難しいのでは」と周囲が先に線を引いてしまうことです。 視覚障害のある人にとって、クライミングは一見すると特に難しそうに思われます。ですが、声で位置を伝える人がいて、安心して挑戦できる場が整えば、登ることは十分に可能です。課題は能力の不足ではなく、挑戦できる環境が少ないことにあります。 こうした壁が続く背景には、障害のある人の暮らしが日常の中で見えにくいという事情もあります。学校、職場、地域のイベント。どこでも一緒にいられるはずなのに、実際には接点が少ない。そのため、知らないことから誤解が生まれ、誤解が距離を広げてしまいます。 スポーツの場は、その距離を縮める力を持っています。勝ち負けだけでなく、声をかけ合い、できた瞬間を分かち合えるからです。この団体は、その力を社会の側へひらいています。
主な活動
ここでは、障害者クライミングの普及に向けて、いくつもの形で取り組みを進めています。 視覚障害者らが参加できるクライミングイベントの開催 スクール形式での継続的な体験機会づくり ボランティアスタッフの育成と現場サポート 各地での交流型プログラムの実施 障害のある女性の参加を後押しする教室の開催 単発の体験会で終わらない点は大きいところです。一度参加して「楽しかった」で終わるのではなく、続けて通える場がある。顔なじみが増え、少しずつ自信がつく。その積み重ねが、生活全体の前向きさにつながっていきます。 また、活動地域が広がっていることも見逃せません。東京や横浜だけでなく、福岡や沖縄での交流の報告もありました。特定の都市だけで完結させず、各地で実践を重ねていることが、この活動の広がりを感じさせます。
特徴
この団体の特徴は、障害者支援とスポーツ支援を切り分けずに考えていることです。支える側と支えられる側を固定しない点も印象に残ります。登る人がいて、声で伝える人がいて、見守る人がいる。その場では、それぞれが必要な役割を持ちます。上下ではなく、協力の関係が生まれやすいのです。 もう一つ大きいのは、「できることを増やす体験」を大事にしていることです。クライミングは、手や足の位置を探りながら、自分の体で壁を越えていくスポーツです。少し前には無理だった動きが、ある日できるようになる。その実感は強く残ります。自分で選び、自分で挑戦し、自分で届く。この感覚は、日常の自信にもつながりやすいはずです。 さらに、ここで生まれるのは個人の変化だけではありません。障害のある人が自然にスポーツを楽しむ姿を見ることで、周囲の見方も変わります。「支えられる人」という一面的な見方から、「同じ場で挑戦する人」へ。その変化は小さく見えて、社会にとっては大きい意味を持ちます。理解を広げるには、説明だけでなく、実際に同じ場を共有する経験が必要だからです。 支援や関わり方 社会課題に関心はあっても、何から関わればいいか分からない。そう感じる人は少なくありません。この団体は、その入口が比較的はっきりしています。 一つは寄付です。活動を続けるには、場所の確保や運営の費用が欠かせません。少額でも支えになるのが寄付の力です。もう一つ