保育所、地域子育て支援拠点事業、子育て支援に関する事業、小規模保育事業、幼保連携型認定こども園、放課後児童健全育成事業 ほかを運営。
どんな団体か
この団体が掲げる言葉に、「障がい者と健常者の垣根をなくし、世界をグラデーションに」というものがあります。白か黒か、あるいは「できる人」と「できない人」に分けてしまう見方ではなく、人はそれぞれ違いを持ちながら生きている。その当たり前を、楽しい時間のなかで自然に感じられる社会を目指しています。法人の目的としても、脳卒中を経験した人の自己効力感、つまり「自分にもできる」と思える感覚を高め、社会とのつながりを取り戻していくことが示されています。同時に、脳卒中を経験していない人とも一緒に活動し、心の壁をやわらかくしていくことを大切にしています。
向き合っている社会課題
脳卒中は、命が助かったあとにも長い影響を残すことがあります。手足のまひ、話しにくさ、疲れやすさ。見た目では分かりにくい困りごとも少なくありません。しかも入院中は医療者とつながっていても、退院後は急に社会のなかへ戻ることになります。そのとき、相談できる相手が少ない、外出に不安がある、同じ経験をした人と出会えないといった壁にぶつかりやすいのです。活動紹介では、入院の段階から退院後まで当事者がさまざまな悩みを抱えることが明記され、仲間として支える「ぴあさぽ」が位置づけられています。2026年1月のオンライン新年会のお知らせでも、「遠方で参加しにくい」「体力的に長時間の外出が不安」という声が紹介されていました。課題は身体だけでなく、移動、体力、情報、人とのつながりにまたがっています。 脳卒中フェスティバル こうした問題が続くのは、制度が足りないからだけではありません。社会の側に、「障がいがある人は守られる側」という見方が残りやすいことも大きいと思います。その見方は親切に見えて、本人の役割や楽しみを細くしてしまうことがあります。小林さんが、回復して日常生活に戻れたあとも、「障がい者」というくくりで見られることに違和感を持ったという話は、その象徴でしょう。必要なのは同情だけではなく、対等に関われる場です。そこがないと、本人の自信も、周囲の理解も育ちにくいままです。 脳卒中フェスティバル
主な活動
この団体の活動は、ひとつの形にしぼられていません。生活の困りごとと気持ちの孤立、その両方に届くように組まれています。 イベント開催 脳卒中当事者、医療従事者、そのほかの参加者が同じ目線で楽しめる場をつくっています。リアルの催しだけでなく、全国から参加しやすいオンライン企画も続けています。 脳卒中フェスティバル 脳卒中フェスティバル ぴあさぽ 同じ経験をした仲間として寄り添う活動です。退院後の不安や、日々の小さな悩みを一人で抱え込まないための支えになります。 脳卒中フェスティバル 脳フェス通信などの発信 フリーペーパーやLINEなどを通じて情報を届けています。病院にも配布しているため、入院中の人にも届きやすい形です。必要な情報に早く出会えるかどうかは、その後の生活を左右します。 脳卒中フェスティバル 創作活動 絵本や映画など、作品を通じて思いを社会へ伝えています。説明だけでは届きにくい感情や体験を、やわらかく共有できる方法です。 脳卒中フェスティバル
特徴
印象に残るのは、「支援する場」を「楽しい場」と切り離していないところです。福祉や医療の話になると、どうしても深刻さばかりが前に出がちです。けれど、ここでは祭りや交流、創作といった形を通して、人の力を引き出そうとしています。楽しさは気休めではありません。自分も参加していい、自分にも役割があると思える入口になります。代表が当事者であり、なおかつ理学療法士でもあることも大きい点です。当事者の気持ちと支援者の視点、その両方を知る立場だからこそ、表面的ではない企画ができるのでしょう。メンバーにも医療職が関わり、研究や生活支援の知見を活動につないでいます。外から助けるだけではなく、一緒につくる。その姿勢が、この団体らしさです。 脳卒中フェスティバル 脳卒中フェスティバル また、イベントを単発で終わらせず、オンライン活用や発信物づくりにつなげている点も見逃せません。参加できる人を会場に来られる人だけに限らないことは、地方在住者や体力面で不安がある人にとって大きな意味を持ちます。社会参加の入り口を広げる工夫が、静かですが確かに積み重ねられています。後援を受けた大規模イベントの実績もあり、当事者の声を社会に届ける窓口としての役割も育ってきました。 脳卒中フェスティバル 支援や関わり方 社会課題への関わり方は、特別な人だけのものではありません。ここでは会員やサポートという形が用意され、催しに参加したり