伏見地域の歴史と文化を守り、保存する活動を行い、あわせて環境保全、まちづくりに関する政策提言を行うことによって、地域住民の生活と公共の福祉の向上、並びに社会発展に寄与することを目的とする。
どんな団体か
この団体が掲げる言葉は、「サッカー活動を通じて努力は報われる社会の実現」です。とてもまっすぐな言葉ですが、背景を知ると重みが変わってきます。
向き合っている社会課題
この団体が向き合っているのは、ひとつの問題ではありません。貧困、栄養失調、性差別、児童労働、人身売買、環境の悪化、衛生の問題、薬物の問題。どれも別々に見えて、子どもの生活の中ではつながっています。 たとえば、十分な栄養がとれなければ、学校や運動に集中しにくくなります。家計が苦しければ、子どもが働かざるを得ないこともあります。女の子は、学ぶことや外で活動することを当然のように制限される場合があります。障害がある人は、能力ではなく先入観で判断されてしまうことも少なくありません。 しかも、こうした困りごとは、本人の努力だけでは変えにくいものです。生まれ育った場所、家族の事情、地域の慣習、制度の弱さ。そうした条件が重なると、子どもが自分の力を試す前に、道が閉ざされてしまいます。 だからこそ、必要なのは「がんばれ」と言うことだけではありません。安心して集まれる場所をつくること。続けて通える場を守ること。大人が見ていると伝えること。この団体は、その土台から整えようとしています。
主な活動
ここで行われている活動は、サッカー教室だけではありません。毎日の積み重ねの中に、生活を支える工夫があります。 無料のサッカースクールを毎日開講 体を動かす機会であると同時に、仲間とつながる場になっています。 栄養指導の実施 何を食べると体にいいのかを知ることは、健康を守る第一歩です。 食料や飲み物の提供 練習に来ることが、その日の安心につながる子もいます。 孤児院の子どもたちへの支援 居場所づくりと成長の機会を、スポーツを通じて届けています。 収容所の若者への更生プログラム 過去だけで人を決めつけず、やり直すきっかけを育てています。 学校では学びにくい内容の教育活動 社会の中で自分を守り、生きていくための力を身につける取り組みです。 大切なのは、これらがばらばらの支援ではないことです。サッカーを入口にして、食事、学び、仲間づくり、自己肯定感までつなげている。そこに活動の意味があります。
特徴
似たようにスポーツを使った支援は各地にありますが、ここにはいくつか印象的な点があります。 ひとつは、対象の広さです。最下層カーストの子ども、女の子、障害のある人、孤児、収容所の若者たち。支援の届きにくさが異なる人たちを、同じ「仲間」として結び直そうとしている。これは簡単なことではありません。社会の分断が強い地域ほど、同じ場をつくること自体に意味があります。 もうひとつは、サッカーを目的で終わらせていないことです。試合に勝つことより、続けて努力できる環境を守ることに重心がある。言い換えれば、競技の結果ではなく、人が育つ過程を大切にしているのです。 さらに、この活動は個人の成長だけにとどまりません。女の子が外で体を動かすこと。差別されがちな子どもがチームの一員になること。収容所の若者が更生の機会を持つこと。こうした変化は、周囲の見方を少しずつ変えていきます。社会の空気を静かに動かす力がある、と言っていいと思います。 大きな制度を一気に変える活動ではなくても、地域の中で「この子にも居場所がある」という事実を増やしていく。その積み重ねが、結果として社会の見え方を変えていくのでしょう。 支援や関わり方 社会課題に関心はあっても、自分に何ができるのか分からない。そう感じる人は多いと思います。けれど、この団体との関わり方は、特別な知識がなくても考えやすいものです。 たとえば寄付は、練習の場を続け