介護職員初任者研修養成事業、元気維持・介護予防事業、施設入居者援助事業、特別養護老人ホーム(介護福祉サービス)、福祉基金管理事業、老人デイサービスセンター(通所介護) ほかを運営。
どんな団体か
この団体の土台にあるのは、地域のために動く奉仕活動です。東京麻布ライオンズクラブは、社会の中で助けを求めにくい人たちの声に目を向け、会員それぞれの仕事や経験を持ち寄りながら活動しています。公式サイトでは、孤独の中で助けを求める人たちの「無音の叫び声」に向き合う姿勢が語られています。
向き合っている社会課題
この団体が見つめている大きな課題の一つは、角膜移植医療を必要とする人がいる一方で、その医療を支える仕組みへの理解が十分とは言えないことです。角膜移植は、亡くなった人から提供された角膜によって成り立つ医療です。つまり、医療技術だけでなく、提供への理解や、アイバンクを支える仕組みが欠かせません。 けれど、目の病気や見えにくさは、外からはわかりにくいことがあります。車いすや白杖のように、周囲がすぐ気づけるとは限りません。本人が困っていても、「少し見えにくいだけでは」と受け止められてしまうこともあるでしょう。そうなると、生活のしんどさが見えないまま残ります。 加えて、寄付やドナー登録の話になると、急に身構える人もいます。命や医療に関わるテーマだからこそ、気軽には話しにくい。知らないまま距離を置いてしまう人も少なくありません。その結果、必要な支援の輪が広がりにくい状態が続きます。 行政だけでは手が届きにくい分野に、地域の奉仕団体が機動的に関わる。ライオンズクラブ全体には、そうした役割があると示されています。この基金の活動も、その流れの中にあります。制度だけでは支えきれない部分を、社会の側から補おうとしているのです。
主な活動
活動の中心にあるのは、全国のアイバンクを支えるための取り組みです。とくに長く続けられているのが、「DONORS FELLOWSHIP CONCERT」というチャリティーコンサートです。15年前から開かれており、角膜移植医療の啓発と、ドナー登録への協力を呼びかける場として位置づけられています。 主な内容を整理すると、次のようになります。 アイバンク活動を支えるためのチャリティーコンサートの開催 角膜移植医療やドナー登録について知ってもらう啓発 寄付や募金による支援の呼びかけ 献血サポート、薬物乱用防止、地域貢献など幅広い奉仕活動 音楽を通じた福祉施設や病院への働きかけ、社会参加の場づくり ここで大切なのは、コンサートが単なる催しではないことです。音楽を楽しむ時間の中に、医療や寄付の話を自然に持ち込める。ふだんなら少し重く感じるテーマにも、人が足を止めやすくなります。支援の入り口をやわらかくする工夫だと言えます。 また、音楽そのものを社会奉仕の手段として考えている点も特徴です。言葉にしにくい思いや、見えにくい苦しさを、音の場で伝えていく。その考え方は、福祉や医療の話を専門家だけのものにしない力を持っています。
特徴
印象に残るのは、視覚に関わる支援を「募金を集める話」だけで終わらせていないことです。ここでは、見えにくさのある人の困りごとを社会に翻訳するような役割を果たしています。知らない人に伝わる形へ整え、音楽や地域活動の中に置き直しているのです。 ライオンズクラブ全体は、世界規模の奉仕団体として長い歴史を持っています。その中で東京麻布の活動は、地域に根ざしながら、全国のアイバンク支援という広がりを持っています。足元は地域、視野は社会全体。そんな二つの向きが同時にあるのが強みです。 もう一つの特徴は、関わり方の幅です。演奏する人、企画する人、運営を支える人、寄付する人。それぞれの技術や時間を生かせる形が考えられています。支援というと、強い使命感が必要に思えるかもしれません。けれど、ここでは「できる形で関わる」ことが現実的に設計されています。だから、続きやすいのだと思います。 支援や関わり方 社会課題に関心はあっても、何から始めればいいのかわからない。そう感じる人は多いはずです。この団体への関わり方は、そこまで身構えなくて大丈夫です。 たとえば、寄付や募金で活動を支える方法があります。イベントに参加して、まず現場の空気を知る形でもいいでしょう。会員として継続的に関わる道もありますし、音楽活動や運営の手伝いなど、ボランティアに近い関わり方も考えられます。公式サイトを読むだけでも、視覚医療やアイバン