その他所轄庁が認めた事業、一時預かり事業、独自定義の公益事業、福祉サービス利用援助事業、移動支援事業、老人居宅介護等事業(訪問介護) ほかを運営。
どんな団体か
この団体が掲げているのは、「誰もが自分の5%を誰かのためにシェアする、社会貢献があたり前の世界に」という考え方です。
向き合っている社会課題
この団体が向き合う大きな課題は、子どもの貧困と児童虐待です。どちらも言葉としては知られていますが、生活の中で何が起きているのかは見えにくいものです。 たとえば、学用品をそろえるのが難しい。塾に通えない。進学したくても、家計の事情であきらめる。家の中に安心して眠れる空気がない。そうしたことが重なると、子どもは目の前の毎日をやり過ごすだけで精いっぱいになります。将来を考える余裕まで失いやすいのです。 しかも、問題は施設に入ったら終わりではありません。高校卒業後に進学する場合、学費だけでなく生活費もかかります。就職しても、頼れる大人が身近にいないと、住まいや仕事、人間関係のつまずきがそのまま孤立につながることがあります。体調を崩した時、相談できる相手がいない。それはかなり厳しい状況です。 課題が続いてしまう理由の一つは、見えにくさです。家庭の中のことは外からわかりにくい。施設で暮らす子どもたちの声も、社会に届きにくい。さらに、「そこまで困っている人が日本にいるのか」と想像しにくい人も少なくありません。理解が浅いままだと、支援も広がりにくくなります。 だからこそ、必要なのは一時的な同情ではなく、長く支える仕組みです。この団体はその部分に力を入れています。
主な活動
ここでの活動は、子どもと直接関わる支援と、生活の土台を支える支援の両方があります。 児童養護施設への訪問ボランティア 定期的に施設を訪れ、子どもたちと遊んだり、時間を一緒に過ごしたりします。大人との安定した関わりを重ねることは、安心感を育てる土台になります。 学習支援 勉強の遅れを取り戻すためだけでなく、進学や将来の選択肢を広げるための支えです。学ぶ機会の差を小さくする意味があります。 就業支援 働くことを具体的にイメージできるように、仕事の現場や職業について知る機会をつくっています。将来の不安を少しでも減らす取り組みです。 物品支援 洋服、家具、生活用品などを施設や施設を出た若者に届けています。生活に必要なものが足りることは、見落とされがちですが、とても大切です。 みらい基地プロジェクト 施設を巣立った若者が、困った時やさみしい時に立ち寄れる居場所をつくる活動です。用事がなくても行ける場所があることは、孤立を防ぐ力になります。 オンライン里親プロジェクト 施設を出て大学や専門学校へ進学する若者を、卒業までオンラインで見守り支える仕組みです。学費だけでなく、気にかけてくれる大人の存在そのものが支えになります。 助成金による支援 生活が急に苦しくなった若者に対して、お金の支援を行う取り組みもあります。緊急時には、気持ちの支えだけでは足りません。現実に必要な支援です。 こうして見ると、
特徴
似た分野で活動する団体はほかにもあります。その中で印象に残るのは、「社会貢献をする人を増やす仕組み」に強く目を向けている点です。 支援というと、寄付だけを思い浮かべる人が多いかもしれません。けれど、ここでは企業や団体とも協力しながら、商品づくり、企画、広報、事務の改善など、さまざまな形で関われるようにしています。つまり、お金のある人だけが支えるのではなく、それぞれの得意なことを持ち寄れる形を作っているのです。 この考え方は、支援の間口を広げます。デザインができる人、イベント運営が得意な人、会社で仕組みづくりに関わってきた人。そうした力が、子どもたちの生活を支えることにつながっていく。社会課題を一部の専門家だけのものにしない姿勢が見えてきます。 また、施設の中だけでなく、卒園後の若者にまで目を向けていることも重要です。支援は、目に見えて困っている時だけ必要なのではありません。むしろ、周囲から「もう大丈夫だろう」と思われた後に苦しくなることがあります。その時にこぼれ落ちないよう、つながりを残そうとしている点に、この団体の実践の深さがあります。 支援や関わり方 社会課題に関心はあっても、自分に何ができるのかわからない。そんな人にとって、この団体の考え方は入り口になりやすいはずです。 関わり方は一つではありません。寄付で支える方法があります。金額の大きさより、続けられる形を選ぶことのほうが