介護予防活動育成支援事業、住居提供事業、児童センター事業、共同募金事業、善意銀行事業、地域包括支援センター事業 ほかを運営。
どんな団体か
この団体が目指すのは、食とエネルギー、そしてつながりを地域でできるだけまかなえる社会です。大量につくって、大量に運んで、大量に捨てる一方通行の仕組みではなく、地域にある資源を地域で生かし、お金も資源もめぐる形へ変えていこうとしています。
向き合っている社会課題
いまの社会では、食べものも電気も、必要な場所とつくられる場所が離れています。そのため、私たちは暮らしの土台を自分の目で見えにくくなりました。何を食べ、何を使い、何を捨てているのか。そのつながりが見えないまま、日々が過ぎていきます。 農村では、別の困りごとも重なります。担い手が減り、耕されない土地が増える。里山の手入れをする人も少なくなる。地域に受け継がれてきた知恵や仕事の流れが、途切れやすくなっています。便利さが広がるほど、土地に根ざした暮らしは弱くなりやすいのです。 しかも、この問題は「もったいない」で片づく話ではありません。地域で資源が回らないと、仕事も学びも生まれにくい。災害や物価の変動が起きたときにも、外に頼りきった地域は揺れやすくなります。環境の問題であると同時に、暮らしの安心の問題でもあります。
主な活動
ここでの取り組みは、理想を語るだけでは終わりません。手を動かし、地域の中で試し、形にしている点に強みがあります。 菜の花エコプロジェクト 菜の花を育て、菜種をしぼって油をつくり、その過程で出るものも生かしていく取り組みです。捨てずに回す流れを地域の中につくります。 農業や里山の体験 土にふれ、季節ごとの作業を知る場を開いています。子どもや大人が、食べものが生まれる背景を体で学べる活動です。 視察や研修の受け入れ 他の地域から学びに来る人たちに向けて、実際の現場を伝えています。地域の実践を外へ広げる役目も担っています。 製品づくり 菜たね油などの品を通して、地域で育てたものを地域の価値として届けています。買うことが活動の支えにもなります。 シンポジウムや書籍協力 現場の知見を、研究や社会の議論につなげる動きもあります。経験を共有し、別の地域のヒントにもしています。 こうした活動は一つ一つが地味に見えるかもしれません。けれど、暮らしの仕組みを変える仕事は、本来こうした積み重ねでしか進みません。
特徴
特徴は、環境活動を生活から切り離していないところにあります。自然を守る話だけでも、農業の話だけでもありません。食べること、働くこと、学ぶこと、人と関わることを、同じ地域の営みとして考えています。 もう一つ印象に残るのは、地域資源を「材料」としてではなく、「営み」として受け止めている点です。田畑や里山は、単なる風景ではありません。そこには季節ごとの手入れがあり、人の知恵があり、関係があります。この団体は、その全体を未来へ残そうとしているように見えます。 さらに、現場での実践に加えて、研修の受け入れやシンポジウムへの登壇、書籍への協力も行っています。小さな地域の試みを、その場所だけの話にせず、社会に開いているのです。政策提言という大きな言葉を前に出さなくても、現場から社会の考え方を少しずつ動かしていく力があります。 支援や関わり方 社会課題に関心があっても、何をすればいいのか分からない。そう感じる人は少なくありません。けれど、関わり方は一つではないはずです。 ここでは、寄付や会員としての参加に加え、ボランティアや体験の場に関わる道もあります。農や里山の活動にふれてみる。製品を手に取る。学びの場に参加する。どれも、地域で資源を回す考えに触れる入口になります。 大きな支援でなくてもかまいません。暮らしを支える仕組みを、自分の生活の近くで考えてみること。その最初の一歩に、この団体の活動は向い