■体験活動の企画・推進および支援事業 自然・農業体験活動 自然・農業体験を通じ、五感を養い、生きる力を培う機会の提供 等 生活体験活動 子どもの自立をたすけるさまざまな生活体験や交流及び居場所づくり 等 文化体験活動 す…
どんな団体か
この団体は、貧困の中にある母子家庭や、DVに悩む女性と子どもに対して、一時保護と心のケアを行い、同じ苦しみが繰り返されないように支えることを目的に設立されました。定款には、貧困やDVを防ぎ、社会に役立つ活動を進めることが明記されています。
向き合っている社会課題
この団体が向き合っているのは、暴力そのものだけではありません。暴力から離れたあとに始まる、生活の立て直しの難しさです。 たとえば、急いで家を出た人は、身分証や貯金、仕事を失っていることがあります。子どもがいれば、学校や保育、転居の手続きも必要です。心がひどく傷ついていると、役所で説明するだけでも大きな負担になります。住まいを借りるにも保証や費用の壁があります。助けを求めるまでの道のりも、その後に暮らしを整える道のりも、どちらも簡単ではありません。 オリーブの家 相談の内訳を見ると、2024年度はDV被害女性189件、貧困母子120件、子どもからの通報36件、DV被害男性23件などとなっていました。2023年度も585件、2022年度も563件と高い水準が続いています。困りごとは一つではなく、貧困、離婚、借金、精神症状などが重なり合っていることも読み取れます。 オリーブの家 課題が長く続く理由の一つは、被害が見えにくいことです。殴る蹴るだけが暴力ではありません。言葉で傷つけること、経済的に追い込むこと、自由を奪うことも含まれます。しかも、家の中で起きるため、周囲が気づきにくい。相談したくても、恥ずかしさや不安で声を上げられない人もいます。だからこそ、安心して話せる場と、現実に避難できる場の両方が必要になります。 オリーブの家
主な活動
ここで行っている支援は、かなり具体的です。生活の現場に近いところまで手が届いています。 オリーブの家 相談対応 電話、対面、メール、SNSなどで相談を受けています。2024年度は546件でした。内容はDV、貧困、子どもからの通報、ストーカー被害、離婚や借金の悩みまで幅広くあります。 オリーブの家 保護シェルターの運営 DVや虐待の被害を受けた女性や親子のために、長期滞在も可能な保護シェルターを用意しています。何も持たずに入っても過ごせるよう、生活に必要な備品をそろえています。2024年度の保護依頼は115件、保護は延べ165件で、同伴した子どもは81人でした。 オリーブの家 心のケア シェルター内では心理士によるカウンセリングやセラピーが行われています。つらい体験をしたあと、人が次の一歩を踏み出すには、心の回復が欠かせません。 オリーブの家 居住支援 一時的な避難だけで終わらせず、部屋探しや契約の手伝い、行政手続きの補助なども行っています。安心して住める場所を確保できるかどうかは、自立の土台になります。 オリーブの家 ひとり親家庭への支援 物価高の影響を受けた家庭に、食品や生活用品を届けています。加えて、学習支援や体験学習も行っています。2024年度には長期休み中の孤立を防ぐため、サポートランチの宅配を計7回、280食実施しました。 オリーブの家 啓発や研修 DVや虐待の防止に向け
特徴
印象に残るのは、「避難」と「その後」を切り分けていないことです。緊急時の保護だけでも大事ですが、それだけでは暮らしは戻りません。ここでは、住まい探し、生活用品、心のケア、就労や子育ての相談、子どもの学びまで、途切れずにつなげようとしています。支援が線ではなく、面になっているのです。 オリーブの家 もう一つは、子どもの存在を支援の中心から外していない点です。シェルターに同伴する子どもへの学習支援や、体験学習、食の支援が行われていました。暴力の影響は大人だけの問題ではありません。子どもの日常を守ることが、長い目で見れば社会全体の傷を浅くすることにつながります。 オリーブの家 さらに、この団体は地域の中で研修や講演も行っています。被害を受けた人を支えるだけでなく、相談員や保育関係者など、周囲の理解を広げる働きかけもしていました。目の前の一人を助ける支援と、同じことが起きにくい社会をつくる働きかけ。その両方を担っているところに、同団体の強みがあります。 オリーブの家 支援や関わり方 社会課題の記事を読むと、自分には遠い話だと感じる人もいるかもしれません。けれど、関わり方は思うより具体的です。 この団体は、寄付や会費によって運営を支えています。寄付はシェルターの維持だけでなく、ミルクやおむつ、食品、生活用品、仕事が見つかるまでの支え、心のケアにも使われています。認定NPO法人のため、条件を満