一時預かり事業、保育所、保育所型認定こども園、地域子育て支援拠点事業、幼保連携型認定こども園、放課後児童健全育成事業 ほかを運営。
どんな団体か
この団体が目指しているのは、子ども一人ひとりが学びを楽しめる毎日です。渋谷区で始まった探究授業「シブヤ未来科」を後押しし、子どもたちが自分の可能性を広げられる新しい学びの機会を増やすことを目的にしています。
向き合っている社会課題
探究的な学び、つまり自分で問いを立てて調べ、考え、表現する学びは、これからの時代に大切だと言われています。けれど、実際の学校現場では、それを十分に行うための条件がそろっていないことがあります。 一つは、教員の負担です。地域や企業と連携する授業には、事前の打ち合わせ、内容の確認、安全面の配慮など、多くの準備が必要です。授業そのものより前に、たくさんの見えない仕事があります。日々の授業や生活指導で手いっぱいの先生に、それを重ねて求めるのは簡単ではありません。 もう一つは、学校ごとの差です。地域とのつながりが強い学校では、外部の協力を得やすいかもしれません。けれど、そうでない学校では、同じような機会を用意するのが難しい場合もあります。子どもが受けられる学びが、学校や周囲の人脈によって左右されるなら、それは公平とは言えません。 さらに、情報共有や評価の仕組みが整っていないことも課題です。良い実践があっても、それが他校に広がらなければ、一部の成功で終わってしまいます。続けるためのお金や人の確保も必要です。熱意だけでは、長く支えきれません。 当事者である子どもから見ると、この差はとても生活に近いところで表れます。ある学校では、街の課題を企業の人と考える授業がある。別の学校では、教室の中だけで完結する。どちらが悪いという話ではなく、学びの広がりに差が出やすい構造があるということです。ここに向き合
主な活動
同団体の活動は、子どもたちの前に立って教えることより、学びを支える土台づくりに重きがあります。表に出にくい仕事ですが、そこに大きな意味があります。 区立小中学校26校への「フェロー」の配置 フェローは、学校と地域をつなぐコーディネーターです。外部との連携を支え、学びの機会が学校ごとに偏りすぎないようにする役割があります。 地域の資源の発掘と活用の支援 渋谷の街には、企業、商店、文化施設、さまざまな人材がいます。そうした地域の力を、授業の中でどう生かせるかを考え、つなげていきます。 連携企業の確保と提案内容の確認 学校に協力したい企業がいても、内容が子どもの学びに合っているかは丁寧に見なければなりません。ここでは、その橋渡しだけでなく、中身の確認も行っています。 企業プログラム提供に伴う費用負担への対応 外部とつながる学びは、準備や実施に費用がかかることがあります。その負担が授業実施の壁にならないよう、支える仕組みを考えています。 保護者や社会との連携を進める場づくり 学校の中だけで完結しない学びを広げるには、保護者や地域の理解が欠かせません。関わる人を増やし、支える輪を太くすることも大切な活動です。 これらはすべて、子どもが安心して学べるようにするための準備です。教室で一回きりの特別授業を行うことより、その機会が続いていくことに重きを置いている点に、ここでの考え方が表れています。
特徴
特徴は、学校の外から教育を支える立場にありながら、学校現場の事情をよく知っていることです。保護者が中心となって設立されたため、子どもの学びを願う気持ちと、現場の大変さの両方に目が向いています。 また、行政、学校、PTA連合会と並ぶような形で運営チームを組んでいる点も重要です。どこか一つの立場だけで動くのではなく、それぞれの間に入り、協力の形をつくっていく。言い換えれば、教育のための「つなぎ役」を仕組みとして持っているのです。 もう一つ見逃せないのは、渋谷の街全体を学びのフィールドとして考えていることです。教室を出て終わりではなく、地域そのものを教材にしていく発想です。街で働く人、活動する人、企業や地域資源を学びに結びつけることで、子どもは社会との接点を持ちやすくなります。自分の考えが現実とつながる感覚は、教科書だけでは得にくいものです。 そして、こうした取り組みは、子ども一人の体験にとどまりません。教員の負担を減らし、学校間の差を小さくし、持続できる仕組みを整えることは、地域の教育全体に影響します。派手ではありませんが、社会的な意味は大きい。教育を良くするには、授業の工夫だけでなく、支える仕組みそのものを変える必要があると、この団体は静かに示しています。 支援や関わり方 社会課題に関心はあっても、何をすればよいか分からない。そう感じる人は少なくありません。ここでは、関わり方がいくつ