保育所、児童家庭支援センター、児童自立生活援助事業、児童養護施設、収益事業、地域交流 ほかを運営。
どんな団体か
この団体が大切にしているのは、SRHRという考え方です。少し難しい言葉ですが、「性と生殖に関する健康と権利」のことです。言い換えると、自分の体について必要な情報を知り、自分で選び、必要な医療やケアを受けられることです。
向き合っている社会課題
体のことは本来、とても個人的な問題です。けれど実際には、個人の努力だけでは越えにくい壁があります。 知識が足りないために、避けられたはずの若年妊娠が起きることがある。病院が遠く、検査や相談の機会がないために、病気の発見が遅れることもある。暴力や差別を受けても、声を上げにくい人もいます。 日本でも、性について安心して学べる場は十分とは言えません。生理の悩みを軽く見られたり、結婚や出産が当然のように語られたりする空気は、本人の選択を狭めます。世界に目を向けると、その困難はさらに深くなります。学校に通い続けること、子どもを安全に産むこと、自分の体について自分で決めること。そのどれもが簡単ではない地域があります。 課題が続くのは、制度だけの問題ではないからです。情報不足、貧しさ、医療へのアクセスの悪さ、根強い偏見。いくつもの要因が重なり、当事者を追い詰めています。
主な活動
この団体の取り組みは幅広く、しかも生活に近いところにあります。 保健医療に関わる人材の育成 地域の保健ボランティアの養成 性や健康に関する情報の発信 医療機関での相談やケアにつなぐ支援 若年妊娠の予防や包括的性教育の普及 子宮頸がんの検査促進 女の子や若い女性の自立を支える活動 ランドセル支援やマタニティハウス整備など、地域の暮らしに根ざした支援 数字で見ても、活動の広がりは小さくありません。1年間で、保健医療の関係者や保健ボランティアを多く育て、SRHRに関する情報を30万人以上に届け、13万人以上が関連する相談やケアを受けています。 大事なのは、ただ物を届けて終わらないことです。知識を届け、人を育て、地域に支える仕組みを残していく。その積み重ねが、暮らしの安心につながっています。
特徴
ここでは、健康を医療だけの話で終わらせません。学校に通えるか、将来を選べるか、暴力から離れられるか。そうした人生全体と結びつけて考えている点が印象に残ります。 アフリカの農村で母子の命を守る場所を整えながら、日本でも包括的性教育の普及に取り組む。その行き来があるからこそ、課題を「海外の話」で終わらせない視点が生まれています。 また、現場支援に加えて、社会の理解を広げる発信も続けています。声を上げにくいテーマを、公の場で丁寧に伝えることには意味があります。支援の現場だけでなく、社会の見方そのものを少しずつ変えていく力があるからです。 支援や関わり方 社会課題に関心はあっても、自分に何ができるのか分からない。そう感じる人は少なくありません。けれど、関わり方は一つではありません。 寄付で活動を支える方法があります。継続的な支援もできますし、無理のない範囲での参加でも意味があります。ボランティアとして関わる道もあります。イベントやキャンペーンを通じて、この問題を知ることから始める人もいるでしょう。 大切なのは、大きなことをしようと気負いすぎないことです。性や体のことを、恥ずかしい話ではなく大事な権利の話として受け止める。家族や友人との会話で、軽く流さずに考えてみる。それも立派な関わり方です。 https://www.joicfp.or.jp/ 知らなかった課題を知ること。活動を続ける人たち