きょうだい児預り(区)、その他所轄庁が認めた事業、スポーツ振興事業、一般相談支援、公益事業、区市町村障害者就労支援事業すきっぷ ほかを運営。
どんな団体か
この団体は、家庭訪問型の子育て支援「ホームスタート」を日本各地に広げるため、2009年に立ち上がりました。出発点は13団体。そこから活動は広がり、今では32都道府県、約120地域へとネットワークを伸ばしてきたとされています。
向き合っている社会課題
子育ての孤立は、見えにくい課題です。食事をつくれている。子どもも元気に見える。そうした外から見える部分だけでは、その家庭が本当にぎりぎりかどうかは分かりません。 たとえば、夜泣きで眠れない日が続く。大人と会話する相手がいない。買い物に行くことさえ負担になる。少しの困りごとが積み重なると、気力が落ち、自分を責めやすくなります。それでも、「これくらいで相談していいのだろうか」とためらう人は少なくありません。 課題が続く背景には、いくつかの壁があります。ひとつは、身近なつながりの減少です。もうひとつは、支援があっても情報が届きにくいこと。さらに、公的な支援は重要でも、手続きや対象条件があり、すぐには使えない場合があります。心が弱っているときほど、自分から窓口へ行くことが難しい。ここに、制度だけでは埋めにくいすき間があります。 この団体が見ているのは、そのすき間です。深刻な問題になる前の段階で、家庭に人が来てくれる。その意味は思った以上に大きいはずです。
主な活動
この団体の中核は、無料の家庭訪問型子育て支援です。内容を整理すると、次のようになります。 研修を受けたボランティアが家庭を訪問する 親の話をゆっくり聞く 家事や育児をいっしょに行う 利用開始から訪問終了までの流れを整える 地域で活動する団体の研修や運営を支える 広報や寄付募集を通じて仕組みを広げる 大切なのは、「代わりに全部やる支援」ではないことです。いっしょに食事の準備をする。上の子と少し遊ぶ。話を聞きながら、親がひと息つける時間をつくる。そうした関わりは小さく見えて、家庭の空気を変える力があります。 また、日本全国で安心して活動できるよう、仕組みづくりや研修にも力を入れています。ボランティアだからこその温かさを大事にしながら、安全性や質も保つ。その両立を考えている点は、継続する支援では欠かせません。
特徴
似た言葉に、訪問支援や相談支援があります。その中でここが印象的なのは、「家庭の中の日常」に寄り添うことを軸にしている点です。専門職による支援とは別に、地域の人がきちんと学んだうえで関わる。そこに、相談のハードルを下げる強みがあります。 親にとって必要なのは、立派な助言より、「今日は少し話せた」「一人ではなかった」と思える時間であることも多いものです。この団体は、そうした感覚を支援の中心に置いています。 さらに、各地で活動する団体のネットワークの中心となり、広報や寄付募集だけでなく、国への政策提言にも取り組んでいます。目の前の家庭を支えるだけで終わらず、社会の仕組みそのものに働きかけているわけです。家庭の孤立を個人の努力不足として片づけない。その姿勢が、この取り組みの社会的な重みにつながっています。 支援や関わり方 社会課題の話というと、遠い世界のことに感じる人もいるかもしれません。でも、この団体への関わり方は、もっと生活に近いところにあります。 たとえば寄付です。毎月の継続寄付でも、一回ごとの支援でも参加できます。金額の大きさより、支える人が増えることに意味があります。安定した資金は、訪問の仕組みや研修の継続を支えます。 地域によっては、ボランティアとして関わる道もあります。子育て経験のある人だけができる活動、と決めつけなくてもよいでしょう。誰かの話を丁寧に聞くこと、相手の生活を尊