サービス付き高齢者向け住宅、ハンセン病療養所入所者社会復帰等支援事業、一時預かり事業、一般相談支援事業、乳児院、介護予防・日常生活総合支援事業 ほかを運営。
どんな団体か
この団体は2015年に設立されました。掲げているのは、「森と共にある未来をつくる」という考え方です。森は空気や水を育て、私たちの生活の土台を支える存在です。けれど都市化が進む中で、人と森の距離は広がり、手入れが十分に行き届かない場所も増えています。そこでここでは、森の価値を今の時代に合う形で伝え、関わる人を増やそうとしています。
向き合っている社会課題
森に関する課題というと、木を切りすぎる問題や災害の話を思い浮かべる人が多いかもしれません。もちろんそれも大切です。ただ、この団体が向き合っているのは、もっと日常に近い問題でもあります。 ひとつは、森の価値が暮らしの中で見えにくくなっていることです。水や空気、景色、休養の場としての役割があっても、普段そこに触れないと、守る理由を実感しにくい。結果として、森は地域だけの問題だと思われがちです。 もうひとつは、地域の森林資源が十分に生かされないことです。手入れや活用には人も知恵も必要ですが、担い手は限られています。人口が減る地域では、その負担がさらに重くなります。 そして見落とされやすいのが、人の健康との関係です。気持ちが張りつめたまま過ごす人が増える中で、自然の中で深く息をする時間は、とても大事です。それでも、森で過ごすことは特別な趣味のように見られやすく、生活に必要なものとしては考えられにくい。制度の支えや社会の理解がまだ十分ではないため、課題は続いています。
主な活動
ここでは、森を守ることと人の暮らしをつなげる活動が幅広く行われています。 森林を活用した人材育成 森の案内役や進行役を育てる取り組みです。森での体験を、一部の専門家だけのものにしない土台になります。 地域の森林資源を生かした地域支援 各地の自治体や地域と関わりながら、その土地の森をどう生かすかを一緒に考えています。地域に眠る資源を、外から来た人にも伝わる形に整える役割があります。 健康支援 森林浴を通じて、心身の調子を整える時間を届けています。森に入ることを、単なるレジャーではなく、健康につながる体験として位置づけている点が特徴です。 子ども向けの森と水の教育 森と水のつながりを学ぶ機会をつくっています。自然の仕組みを知ることは、環境を大事にする気持ちを育てる入り口になります。 イベントやツアーの企画 個人向けの体験の場も用意されています。森に関心があっても、最初の一歩は意外と難しいものです。こうした場は、関わるきっかけになります。 活動の広さを見ると、自然保護、教育、地域づくり、健康支援が別々ではなく、ひとつながりで考えられていることが分かります。
特徴
大きな特徴は、「森を守ろう」という呼びかけだけで終わらないところです。都市の人が森で過ごす体験を通じて、自分の心や体の変化を感じられるようにしている。そこから地域の森の価値にも目を向けてもらう流れがつくられています。入口がやさしいのです。 また、森林浴を支える人材の育成に力を入れている点も印象的です。良い活動でも、担い手が育たなければ広がりません。ここでは案内役を育てることで、地域ごとの実践が続いていく形をつくろうとしています。 さらに、自治体などとの実績があることも見逃せません。体験の場を開くだけでなく、地域支援や事業づくりに関わることで、森の価値を社会の仕組みにのせようとしているからです。研究や政策への直接的な言葉を前面に出しているわけではなくても、森を健康、教育、地域活性化の分野と結びつけること自体が、社会への働きかけになっています。 支援や関わり方 社会課題に関心はあっても、自分にできることが分からない。そう感じる人は多いと思います。この団体への関わり方は、そこまで身構えなくても始められそうです。 イベントや森での体験に参加することは、いちばん自然な入口です。実際に森に足を運ぶと、言葉だけでは分からない感覚があります。自分の暮らしと森が切れていないことを、体で理解しやすくなります。 寄付や会員として支える方法もあります。現場に毎回行けなくても、活動を続けるための土台を支える