カンボジア王国の障害者、孤児および貧困に苦しむ人々に対して、福祉・教育・医療・文化・職業等及びそれに付随する協力事業を行い、カンボジア王国の復興およびカンボジア国民の自立を図り、もって不特定多数のものの利益の増進に寄与す…
どんな団体か
この法人は、教育格差の世代間伝搬の解消を目的とし、子どもたちが自立的かつ能動的に学習ができるような下地を作るために、活動の源であるモチベーションに特化した教育を教育機会が不足しがちなご家庭に提供するとともに、社会人向けにもモチベーション活用のノウハウを共有しながら、社会全体で教育格差の是正に貢献することを目指す。
向き合っている社会課題
教育格差という言葉はよく知られるようになりました。ただ、そこで見落とされやすいのが「やる気の格差」です。教材や授業だけ整えても、心が動かなければ学びは続きません。 たとえば、同じ「勉強しなさい」という言葉でも、ある子には励ましになり、別の子には重荷になります。家計に余裕がない、保護者が忙しい、身近に進学の話をできる人が少ない。そんな条件が重なると、子どもは自分の興味を広げる前に、選べる道が狭くなっていきます。 制度としての支援があっても、それだけでは足りない場面があります。学ぶ場所があっても、自分の気持ちを言葉にできない。大人が「この子は勉強が嫌い」と決めつけてしまう。そうした理解不足も、見えにくい壁です。 この課題が続くのは、学力の遅れは数字で見えやすくても、「学びたい気持ちの弱り」は数字にしにくいからでしょう。だからこそ、意欲そのものに目を向ける支援には意味があります。
主な活動
中心となるのは、「モチベーション・ワークショップ」と呼ばれる教育プログラムです。特徴は、知識や受験の技術ではなく、学ぶ意欲にしぼっていることです。 主な内容は、次のように整理できます。 子どもの興味を広げる探究型のワークショップ 5回ほどの連続参加による、気持ちの変化を見守る支援 家庭での振り返りを通じた、学びの継続の後押し 保護者向けの体験や対話の場づくり 新しい教育のあり方に関心を持つ人への参加機会 大切なのは、単発で楽しい時間を作って終わらないことです。続けて関わることで、子どもが「自分は何に心が動くのか」を少しずつつかんでいく。その変化を家庭でも支える形にしている点に、この活動のていねいさがあります。
特徴
教育支援というと、無料塾や学習支援を思い浮かべる人が多いかもしれません。もちろん、それも大事です。ただ、ここでは成績を上げる前に、学びに向かう火をつけることを重視しています。言い換えれば、「教える」より先に「動機を育てる」活動です。 毎回さまざまな大人が子どもに向き合うのも印象的です。ふだん出会わない職業や考え方に触れることで、子どもの中に新しい問いが生まれる。これは、学校や家庭だけでは得にくい経験です。 さらに、この団体は現場の実践だけで閉じません。活動の背景にある調査や考え方も示しながら、教育をどう支えるべきかを社会に問いかけています。目の前の子どもを支えつつ、その子を取り巻く仕組みにも目を向ける。この両方を持っている点は、大きな強みだと思います。 支援や関わり方 社会課題の話を読むと、自分には何ができるのだろうと戸惑うことがあります。けれど、関わり方はひとつではありません。 この団体には、寄付やサポートという形で関わる道があります。活動を知り、周囲に伝えることも支えになります。教育や子どもの居場所に関心がある人なら、イベントや現場に関わる入り口を探すのも自然な一歩でしょう。仕事で得た経験を、子どもと接する場で生かせる人もいるはずです。 保護者の立場なら、子どもの「できたか」だけでなく、「何にひかれているか」を見つめ直すきっかけにもなりそうです。学生なら、教育格差を遠い問題とし