小規模保育事業、社会福祉事業に関する助成、移動支援事業、老人居宅介護等事業(訪問介護)、計画相談支援、障害福祉サービス事業(共同生活援助) ほかを運営。
どんな団体か
この団体が掲げるビジョンは、「すべての子どもたちが明日を楽しみにできる社会をつくる」というものです。対象は、主に10代までの子どもや若者。しんどさが表に出る前の段階から、安心して通える場所を地域の中に増やそうとしています。
向き合っている社会課題
日本では、子どもの約7人に1人が相対的貧困の状態にあるとされています。ただ、課題はお金の不足だけではありません。習い事ができない。放課後に安心して過ごせる場所がない。周りになじめない。そんな日々の小さな困りごとが、少しずつ重なっていきます。 しかも、学校にも家庭にも言いづらい悩みは、表から見えにくいものです。相談窓口に行くほどではないけれど、ずっと心細い。そうした子どもが支援につながるのは、問題が深くなってからになりがちです。 もう一つの壁は、居場所づくりが続きにくいことです。立ち上げはできても、運営を続けるのは難しい。特に学生主体の活動は、卒業で人が入れ替わるため、経験ややり方が途切れやすい面があります。良い取り組みでも、続かなければ地域に根づきません。
主な活動
この団体の取り組みは、大きく3つに分かれます。 大学キャンパスなどを拠点に、学生主体の居場所「ゆーすぽっと」を設計し、運営する 各地域で新しく居場所を始める人たちに、立ち上げから継続まで伴走する 行政、大学、NPO、地域団体とつながり、調査や発信も行う 現場では、食事、遊び、学び、おしゃべりなど、子どもの様子や地域の事情に合わせた時間がつくられています。大切なのは、立派なプログラムを並べることではなく、安心して通い続けられることです。 実績を見ると、2026年1月時点で、のべ来訪した子ども・若者は423人、連携している大学・団体は5、満足度は97%とされています。数字は派手ではありませんが、一人ひとりの「また行きたい」という気持ちが積み重なっていることが伝わります。
特徴
印象に残るのは、居場所を「つくる」だけで終わらせず、「続く形」にしようとしている点です。運営マニュアル、研修、安全基準、引き継ぎ体制、関係機関との連携まで整え、活動が特定の人の熱意だけに頼らないようにしています。 これは地味に見えて、とても大事な仕事です。子どもの居場所は、1回開けることより、来月も再来月もあることのほうが意味を持ちます。安心は、継続の中で育つからです。 さらに、同団体は現場だけで完結していません。ネットワークづくりや調査、発信にも力を入れています。地域の取り組みを点で終わらせず、面として広げる。その姿勢には、社会の仕組みそのものを少しずつ変えていこうとする視点があります。 支援や関わり方 関わり方がいくつか用意されているのも、この団体のよさです。寄付で支える方法があり、月ごとの無理のない応援もできます。学生なら、特別な資格がなくても参加を考えられます。年齢の近さそのものが、子どもにとっての安心になるからです。企業や団体として、場所や資金、人の力を持ち寄る形もあります。 大きなことをしなければ、と構える必要はありません。たとえば、こういう団体があると知ること。まわりの人と話題にすること。寄付を検討すること。学生なら、自分の時間の一部を地域にひらくこと。そうした小さな行動が、放課後の景色を変えていきます。