ここでは、妊娠中の人や子育て中の母親、父親に向けて、「安心・つながり・たのしみ」を言葉にして届けています。中心にあるのは「きずなメール」という取り組みです。妊娠週数や子どもの月齢に合わせて、その時期に合った内容を継続して…
どんな団体か
ここでは、虐待や貧困など、さまざまな事情で家庭で暮らすことが難しいこどもたちを支える社会的養護の分野に取り組んでいる。掲げているのは、「こどもたち一人ひとりが大切に育てられる世の中」。そのために、人と施設をつなぐ役目を担ってきた。
向き合っている社会課題
児童養護施設の課題というと、こどもへの支援内容に目が向きやすい。けれど実際には、支える大人の数が足りないことが大きな壁になっている。職員に思いがあっても、人数が十分でなければ、一人ひとりに合わせた関わりには限界が出る。 〖公式〗NPO法人チャイボラ 施設で暮らすこどもにとって、安心できる大人がそばにいることは特別なことではなく、生活の土台だ。朝きちんと起きられたか。学校で落ち込むことはなかったか。進学や就職をどう考えているか。そんな細かな変化は、日々の関わりの中でしか見えてこない。人手不足は、支援の量だけでなく、関係の深さにも影響する。 課題が続く理由の一つは、社会的養護の仕事が広く知られていないことだろう。関心を持つ学生がいても、施設の情報にたどり着けないまま別の進路へ進むことがある。働き始めた後の支えが弱ければ、続けたい気持ちがあっても離職につながりやすい。入口と継続、その両方に手当てが必要になる。 〖公式〗NPO法人チャイボラ
主な活動
この団体の活動は、単発の応援で終わらない。 社会的養護総合情報サイト「チャボナビ」の運営 施設の情報を見つけやすくし、仕事に関心がある人と現場をつなぐ。 施設見学会の開催 文章だけでは伝わりにくい現場の空気を知る機会をつくる。 教育機関での出張授業 学生に社会的養護の仕事を伝え、進路の選択肢を広げる。 オンライン研修「チャボゼミ」 内定者や新任職員を1年間支え、孤立しにくい環境を整える。 職員同士の交流や業務改善の支援 働き続けやすい職場づくりに向き合う。 〖公式〗NPO法人チャイボラ どれも地味に見えるかもしれない。けれど、採用、定着、理解の広がりまでを一つの流れで支えることで、こどもの生活を足元から守ろうとしている。そこにこの活動の意味がある。
特徴
印象に残るのは、現場を知る人が多いことだ。スタッフには施設職員としての経験を持つメンバーが多く、必要とされる支援を現実に即して考えている。外から「良さそうなこと」を足すのではなく、現場で本当に困っている点にしぼって手を打つ姿勢がはっきりしている。 〖公式〗NPO法人チャイボラ もう一つの特徴は、こどもを直接支える前の仕組みに目を向けていることだ。施設で働く人を増やし、続けやすくすることは、すぐに目立つ成果には見えにくい。それでも、長い目で見れば社会全体への影響は大きい。2022年には国の事業に採択されて活動が全国に広がり、2024年からは児童相談所の人材支援にも取り組み始めた。現場の困りごとを、制度や採用の側からも変えようとしている。 〖公式〗NPO法人チャイボラ 支援や関わり方 関わり方は、特別な経験がある人だけのものではない。個人では、月額1000円からの会員として継続的に支える方法がある。単発の寄付もできる。企業や団体には、寄付のほか、学習会や社員参加型の取り組み、スポンサーとしての関わり方も用意されている。連携事業では、施設理解を深めながら支援を届ける橋渡しも行っている。 〖公式〗NPO法人チャイボラ ボランティアを考える人もいるかもしれないが、現在、この団体自体での募集は休止中だという。けれど、活動を知る、周囲に話す、継続寄付をする。そうした一歩も立派な参加になる。社会的