ここでは、妊娠中の人や子育て中の母親、父親に向けて、「安心・つながり・たのしみ」を言葉にして届けています。中心にあるのは「きずなメール」という取り組みです。妊娠週数や子どもの月齢に合わせて、その時期に合った内容を継続して…
どんな団体か
この団体のビジョンは、「生まれ育った環境をこえて、一人ひとりが想定外の未来をつくる」というものです。
向き合っている社会課題
この団体が見ているのは、学力だけでは測れない教育の格差です。 同じ高校生でも、挑戦する機会の多さには差があります。家庭の事情で選べる進路が限られることもあります。自分の気持ちを安心して話せる場所がないこともある。学校の中にいても、「自分の考えは歓迎されていない」と感じる生徒は少なくありません。 制度の面でも壁があります。 学校は忙しく、先生が生徒一人ひとりの興味や違和感にじっくり付き合うのは簡単ではありません。決められた授業、進路指導、評価の仕組みの中で、どうしても「正しくこなすこと」が優先されやすいからです。 その結果、まだ言葉になっていない好奇心や、試してみたい気持ちが見えにくくなります。 本来なら学びの入り口になるはずの小さな関心が、成績や効率の前で後回しになる。課題が続く理由は、誰かのやる気が足りないからではなく、学校や社会の仕組みがそうなっている面が大きいのだと思います。
主な活動
ここでは、学校現場とその周辺でいくつかの活動を行っています。 公立高校との長期的な協働による学校改革 探究プログラムや課題研究の設計と実施 先生向けの学びの場づくり 社会人向け越境プログラム「SOTEIGAI」 実践をもとにした研究活動 探究プログラムでは、生徒自身の「わたし」から出発することを大切にしています。 何に違和感があるのか。何をやってみたいのか。そこから動き出し、実際に行動してみる。調べて終わるのでなく、やってみるところまで含めて学びにしているのが印象的です。 また、学校の中だけで完結しない点も重要です。 外の人や別の場所とつながることで、生徒はそれまで知らなかった価値観に出会えます。狭かった世界が少し広がる。その経験は、進路を決める前の時期にとても大きいはずです。
特徴
特徴としてまず挙げたいのは、「個人を変える」より「場を耕す」ことを重視している点です。 困っている生徒を一人ずつ支えるだけでなく、その人が過ごす教室や学校の空気そのものを変えようとする。安心して話せる場、試してみてもよいと思える場をつくる発想です。 もう一つは、「生成」という考え方を土台にしていることです。 これは、あらかじめ決まった正解に向かわせるのではなく、人との関わりや実践の中から新しい意味が生まれてくる、という見方です。少し難しく聞こえますが、要するに「答えを与える教育」ではなく、「その人の中から立ち上がる学び」を信じているということです。 さらに、この団体は実践だけで終わりません。 現場で起きたことや迷いも含めて研究し、学びのあり方を言葉にしていく。学校支援、社会人プログラム、研究がつながっているので、目の前の変化を社会全体の問いへと広げていける強さがあります。 支援や関わり方 社会課題の話になると、自分には遠いと感じる人もいるかもしれません。 けれど、関わり方は特別なものだけではありません。寄付や会員として支える方法もありますし、活動を知り、周りに話すことも立派な参加です。教育に関心のある社会人なら、学びの場に関わることで、学校の外からできる支え方も見えてきます。 大切なのは、「何か大きなことをしなければ」と身構えすぎないことです。 一人の生徒が自分の言葉で話せる場を守